2010/05/08

生誕200年ショパンを聴く

久しぶりにショパンを聴いてみた。
豊田裕子さんがピアノを弾いている作品『Chopin de Cristal』(ショパン・ドゥ・クリスタル)だ。

タイトルは"エチュードOp.10-12「革命」"
ショパンと言えばロマンティックで夜想曲(ノクターン)など幻想的な曲が有名。
その夜想曲とは反対にこの「革命」は市民の苦しさの情景を漂わせ物哀し気なメロディで息苦しい世界へ誘い込みます。
勇敢に立ち向かっていく力強さ、心の不安、葛藤が「革命」のストーリーを展開させると同時にピアノの音色も熱を帯びて感情的になっていき、次第に落ち着いていく。
どこか寂しげなメロディ、革命に立ち向かったひとはどうなったのか?
自分が最後の音を聴き終えた時、革命に成功したのか失敗したのか気になってしまった。
不安定な終わり方だったから失敗したのだろう。
それは動画『Chopin de Cristal』(ショパン・ドゥ・クリスタル)を観て各々感じればいいと思う。

「この人ロマンティックなのね」と思われようとして聴いたショパン。
そのことを久しぶりに思い出した一日でした。

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